パソコン本体の掃除

静電気に注意して掃除するの!だ

 パソコンの内部は、けっこう汚れている。

 精密機器は、もともと、静電気が発生するので、ホコリを寄せつけやすい。パソコンの場合、ファンで空気を取り入れて機械の中を冷却するため、さらに汚れる。ホコリを呼び寄せる機構に、わざわざなっているのだ。空気中の細かい埃も一緒に吸い込んでいるので、内部の汚れの進行は予想以上となる。

   その細かい埃が、色々な部分に溜まっていって、冷却能力を下がるのだ。

 冷却能力が下がるとどうなるか↓

・パソコンの動作が遅くなる
・意味不明のエラーが出る(動作が不安定になる)
・突然、電源が落ちる(シャットダウン)する

 そんなことが起こったりする。
 くわばら くわばら 

 パソコンの汚れ方は、使っている環境により違う。掃除の頻度は、最低で半年毎。できるなら 1〜3ヶ月 毎に行うのがいいだろう。

準備:内部の清掃に必要な物は次のとおり。

 水に濡らし固く絞ったタオル
 乾拭き用タオル(外部の汚れに使用)
 プラスドライバ(あなたが使いやすいもの)
 掃除機(吸出し用に。できれば先のとがったアタッチメントも)
 豚毛のブラシ(絶対に必要。100円ショップ等の刷毛でOK)


1 本体から、全てのケーブルを抜いて暫く放置。

2 放置している間に本体外側の清掃。濡れタオルと乾拭きタオルで綺麗にする

3 外の筐体を外す。
 DOS/Vパソコンの場合、たいていは、ネジを3〜5つ外す事で、開けられる。
 ネジを外したら、筐体に対して後ろ方向にずらして外蓋をはずすことができるものが多い。
 ( 詳しくはマニュアルで確認 )

4 外蓋が外れたら筐体を横に寝かせて、内部を良く観察する
 内部を見るだけでも、パソコンの理解が深まった気がするはず。びくびくする必要はありませんが、掃除の最中、無用に痛めないように。

   ・以下のことに注意して、掃除する
  内部を触る前には、必ず体内の静電気を放電しておく
  (ドアノブや水道管に触れる等)
  タオル類は、内部に使わない
  掃除機のブラシで部品(内部)を擦すっても静電気が発生する

5 綺麗に掃除したら、各接続部に緩みがないか確認。

6 外蓋を閉めて終了

7 動作チェック
  各ケーブルを接続し直して起動。問題が無いか確認する。
  問題が無ければ終了!


 今までよりも 動作音 ・ ファンの音などが小さくなっているはず。
 実際にやってみれば、意外と簡単だったのでは?
 くどいようだが、「静電気」はパソコンの大敵。
 くれぐれも、注意して作業してもらいたい。




キーボードの掃除

パソコンはキーボードも、けっこう汚れている。「そのうち、掃除しよう・・」。そうは思っていても、なかなかできないもの。

いざキーボードを開けてみると、心臓が飛び出るほど驚くことになる。

 ベトつくマウスが気になりだしたので、これをきっかけに、キーボードも合わせて掃除することにした。  
 ティッシュペーパーと綿棒、それに消毒用アルコールを用意して開始。マウスの掃除は簡単n終わった。問題は「キーボード」だ。

キーボード掃除、一般的なやり方。

・準備  外す前に、デジカメなど使ってキーボード全体の写真を撮っておく
 [Enter] などの大きめのキーは、形状が違っている。外す前に構造をよくチェックする。

・外し方
 横から持ち上げるように外す。マイナスドライバーで、外すと早い。思い切りよくやるのがコツ。チマチマやると変なところが割れる。デスクトップPCは、キーボードが安い(2000円くらい)。壊れたら買いなおすくらいの気持ちで、思い切っていく方が意外と壊れない。

・キーボード本体の掃除
 キートップを差し込むところの形状はキーボードごとに違う。隆起が高いもの、つるんとしているもの。雑巾で済むこともあるが、綿棒を用意するといい。

・パーツの掃除1
 キーの各パーツは、ビニールに入れて、ガラスマイペットなどを大量に噴射する。噴霧後、ビニールをシャカシャカと手でもむ。

  ・パーツの掃除2
 ビニールの中を水ですすいで、一個一個拭きながら取り出す。並べて乾燥させる。特に汚れがひどいキーは、スポンジたわしなどでゴシゴシする。よく使うキーほど、汚い。

・キーを戻す
 乾燥が終わったらキーを元通りにくっつけていく。差し込むだけなので、外すよりもずっとカンタン。  最初に撮った写真を見て、配列を間違わないようにする。

   ノートPCなど、キーを外すのが難しい構造のパソコン場合、無理に外さないほうがいい。キーが本当に壊れてしまうことがある。綿棒や使い捨てのエアボンベなどが主力となる。

以上で完成。

 会社などでPCを共用している場合、変な菌が増殖していることもある。キーボードをさわった手で、なにげなく目をこすったために眼病にかかったケースもあるらしい。自分しか使わないぱそこんであっても、雑菌はどこからともなく入ってくる。使用前と使用後は、キーボードとともに、手を洗うのがよさそう。

 雨の多い時期は特に雑菌が繁殖しやすい。パソコンにカビ(?)がはえる前に、掃除をしておこう。